ドイツは八方塞がり

名越健郎
執筆者:名越健郎 2005年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ

 かつて欧州の機関車と呼ばれたドイツが、すっかり「病人」になってしまった。500万人を超えた失業者や基幹産業の不振、税収減。財政赤字が膨張し、欧州連合(EU)の欧州委員会から警告を受けたほどだ。シュレーダー首相の評価も地に落ち、与党・社会民主党(SPD)は地方選挙で惨敗続き。首相が失業者から平手打ちをくらったこともあった。 ドイツでは、「ざまみろ。引っかかっただろ」と叫ぶシュレーダー首相の物まね役者が人気だ。前回総選挙で、甘言に惑わされて同首相を再選させた国民の切歯扼腕が読み取れる。 シュレーダー首相が失業した建築家を慰めた。「わたしが首相を辞めたら、君に家を建ててもらおう」「あなたが辞めたら、すべての国民が家を建てられるようになります」 教師が生徒に父親の職業を尋ねた。 生徒A「失業中です」 生徒B「自動車工場の臨時雇いです」 生徒C「ホモ・バーのストリップダンサーです」 教師は放課後、生徒Cにただした。「君のお父さんは本当にホモ・バーのダンサーなのかい」 生徒C「ごめんなさい。嘘でした。本当は社民党の支部長なんだけど、恥ずかしくてとても言えなかったんだ」 ある会社社長が友人に言った。

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執筆者プロフィール
名越健郎
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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