ミャンマーのインフラ整備に乗り出すインド

2005年5月号
カテゴリ: 国際

 ミャンマー南部のタニンサリ地区で大規模な港湾の建設が可能かどうか、インドが調査を開始することになったとミャンマー運輸省が認めた。 この計画は「ダウェイ深海港プロジェクト」と名づけられ、港が建設されると、中東やアフリカ、ヨーロッパからの貨物を、マラッカ海峡を通過することなく、陸路でミャンマーや中国、タイ、ベトナム、ラオスなどに運ぶことができるようになる。ミャンマー運輸省の見積もりによると、これにより貨物船の航行距離は千二百五十カイリ短くなり、輸送日数も四日短縮できるという。 同プロジェクトはまた、BIMST-EC(「バングラデシュ・インド・ミャンマー・スリランカ・タイ・経済協力」の略。別名=東南・南アジア経済協力閣僚会議。後にブータンとネパールが加わった)と呼ばれる地域経済協力体の未来構想の目玉のひとつでもある。 同時にミャンマーは、首都ヤンゴンに近い南部のみならず、西海岸ラキン地区のチャウピューにも港湾の建設を計画している。チャウピューは、中国の昆明とミャンマーのシットウェーを結ぶ陸路へのアクセスも容易な場所だ。ここに港を設けて、インドのコルカタやバングラデシュのチッタゴンといった南アジアの拠点港への物流の中継点とする考えだ。

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