米市場で成功したドイツポストの次なるターゲットは

2005年5月号
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ

 ドイツの郵政民営化会社であるドイツポストの次の一手に注目が集まっている。政府保有株の売却でフランクフルト証券取引所に上場したのが二〇〇〇年。それからわずか五年で世界を代表する大物流会社へと変貌を遂げたドイツポストが今その照準を日本に向けている、との見方がもっぱらだ。 今年一月、永田町の首相官邸で開かれた郵政民営化の勉強会にドイツポストのツムヴィンケル会長が招かれた。それまでも竹中大臣(郵政民営化担当)をはじめ日本政府の関係者や日本郵政公社の幹部がドイツポストを訪ねており、日本の郵政改革のモデルのひとつがドイツポストであることは明らか。そんな日本の質問攻勢にドイツポストの首脳陣は嫌な顔ひとつせず付き合ってきた。背景には、日本郵政公社と組むにせよ、その競争相手である日本の民間物流会社と組むにせよ、郵政民営化のプロセスを熟知することは、アジアの大市場・日本の攻略につながると判断しているからだ。

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