チャイナ反日狂騒の陰

名越健郎
執筆者:名越健郎 2005年6月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中国・台湾

 中国各地に広がった「抵製日貨・愛国無罪」のスローガンを見て、「造反有理・革命無罪」の40年前の文化大革命を思い出した。壁新聞がインターネットに変わり、紅衛兵が反日デモ隊となったが、背後に時の権力者の思惑が見え隠れする。 中国では、街頭行動は両刃の剣だ。1989年、ゴルバチョフ旧ソ連共産党書記長の訪問を歓迎した若者は、「ペレストロイカ支持」のスローガンをいつの間にか「反中央・反政府」に変え、天安門事件につながった。反日運動の背後に、中国指導部の不安も窺える。 問「世界で最も残酷な民族は誰か」 答「中国の教科書に載る日本人と、日本の教科書に載らない中国人だ」

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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