バンカメの積極戦略は“外資大進出”の号砲か?

2005年8月号
エリア: 中国・台湾

 六月十六日、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)のルイス会長が北京で発表した「中国建設銀行の株式九%を三十億ドルで取得する」とのニュースは、欧米金融関係者たちの間で驚きをもって迎えられた。 米銀行業界の中でこそ資産規模で第二位を誇るバンカメだが、国際金融市場における存在感では米銀一位のシティグループや英HSBCなどに遅れを取ってきた観は否めない。その保守的なバンカメが中国市場で、外資系金融企業としてかつてない規模の巨額投資に踏み切ろうというのだ。 建設銀は中国の四大国有商銀の一角を占める。四大銀行に外資が出資するのは初のケースで、この建設銀への出資・提携をめぐっては、昨年来、欧米金融企業の間で激しい競争が繰り広げられてきた。シティもそこに名を連ねており、頭一つ抜け出して本格交渉を進めていると見られていた。

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