インドには傍迷惑イラン新大統領の訪問

2005年10月号
カテゴリ: 国際

 イランのマフムード・アフマディネジャード新大統領の訪問を、インドが拒否していたことがわかった。理由は、イランが現在アメリカや欧州各国との間で進めている核開発に関する交渉が決着していないため。ロシアも、アフマディネジャード訪露を拒否している。 だが、イランとしては、他ならぬ核問題の解決のためにもインドとの関係を強化したいところ。欧米との協議にあたってアジアの「仲間」の加勢を頼みたいイランは、核開発疑惑にまつわる英仏独の欧州三国との討議に、インド、ロシア、中国が加わることを希望している。 八月十五日のインド独立記念日を祝うマンモハン・シン首相宛のメッセージの中でアフマディネジャード大統領は、イランとインドが友好関係を維持すれば地域の安定が図られると期待を述べている。 外交筋によれば、アフマディネジャード大統領はインドに対し、パキスタンやアフガニスタンにおけるアメリカ陸軍の「戦時のような」増強に対抗するため、イランは年内には地上部隊をパキスタン・アフガニスタン国境付近へと移動させるつもりであることを仄めかした。その一方で、欧米が敬意をもってイランに接すれば、核問題で「中道」政策を受け入れる準備はあるとも付け加えたとされる。

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