インテリジェンス・ナウ
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本音を覗かせた4回の米ブリーフィング――ADIZで翻弄された日本

春名幹男
執筆者:春名幹男 2013年12月18日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 中国・台湾 北米

 中国が設定した防空識別圏(ADIZ)に対して、日米同盟の隊列を揃えて、中国を孤立させるという安倍政権のもくろみは成功しなかったようだ。

 その経緯を綿密に点検すると、一方で中国との協議継続を確認し、他方日米同盟への傷を最小限に抑えた巧みな米外交の広報戦略が見えてくる。米国は、公開の記者会見と、同行の米メディアを対象とし、事実上日本メディアを締め出した「バックグラウンドブリーフィング」を巧みに使い分けて、公開情報(オープンソース・インテリジェンス=OSINT)を提供、日本メディアは事実上「つんぼ桟敷」におかれた形になった。

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執筆者プロフィール
春名幹男 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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