2013年の中国ではどんな言葉が流行したか

野嶋剛
執筆者:野嶋剛 2013年12月30日
カテゴリ: 国際 文化・歴史
エリア: 中国・台湾

 旧正月をお祝いする中国でも普段は西暦を使っており、2013年を振り返る記事がいろいろ掲載されている。ある雑誌が発表した10大流行語が面白かったので、「中国の部屋」の1年を締めくくる意味で掲載したい。訳と解釈は基本的に私の独断で、それほど大きくは外れていないと思うが、現在進行形の流行語のニュアンスについては人によって受け止め方も違うので要注意ということはお断りしておきたい。

 

1、 中国夢(zhongguomeng 中国の夢、チャイナ・ドリーム):ご存知、習近平国家主席の一枚看板とも言える国家ビジョン。正確に書くと、「中華民族の偉大なる復興という中国の夢」。国家富強、民族振興、人民幸福が中心の内容となる。中国の公式文書などを見ていると、最近何かと「中国夢」という話になるので、食傷気味な気持ちになる。

2、 光盤(guangpan 食べ切る):直訳すればお皿をきれいにする、という意味。ぜいたく批判が展開される中国で、北京の市民団体が、外食するときは基本的に食べ残しせず、やむを得ず食べ残した時もテイクアウトすることを求める「光盤行動」を提唱し、ぜいたくを戒める習近平指導部の政策とも合致したので一気に広がった。

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執筆者プロフィール
野嶋剛
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。
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