米インテルや韓国サムスン電子に対抗しようと経済産業省が主導してきた「日の丸半導体連合」構想がまたしても頓挫することになった。 構想では、経産省の意向に沿う形で日立製作所が音頭をとり、ルネサステクノロジや東芝などが出資しあって共同の半導体製造受託会社を設立する予定だった。だが、業績の悪化に歯止めがかからないNECエレクトロニクスが東芝との提携や営業強化などを打ち出したことにより、「もともと日立と組むことに対して距離を置いていた東芝が、NECエレを自陣に引き込んで離反した」(大手半導体会社幹部)。
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