ウクライナ「流血デモ」は「オレンジ革命」と何が違ったか

国末憲人
 ついに流血の事態に…… (C)EPA=時事
ついに流血の事態に…… (C)EPA=時事

 2004年暮れ、ウクライナ大統領選の不正解明を叫ぶ群衆が首都キエフの中心街を埋め、親欧米派のユーシェンコ政権を誕生させた。その「オレンジ革命」から9年あまり。やはりキエフの中心街を群衆が埋め、親ロ派大統領ヤヌコビッチの退陣を迫った。しかし、今回は様相が異なった。流血の事態となり、キエフの一部は無政府状態といえるほど治安が悪化し、国内諸都市にも混乱が広がった。

 前回と今回で何が違ったのか。その背景を探ると、ソ連崩壊から20年以上を経てなお、社会主義体制から民主主義への移行に苦しむウクライナの姿が見えてくる。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員を経て、現在はGLOBE編集長、青山学院大学仏文科非常勤講師。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など。
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