【インタビュー 日米関係 1】リチャード・アーミテージ(前米国務副長官) いまこそ米日同盟には「恒常的なケア」が必要だ

執筆者:草生亜紀子 2006年3月号
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 北米 日本

[ワシントン発]二〇〇〇年、超党派の日米関係専門家が集まってまとめた「米国と日本――成熟したパートナーシップに向けて」と題する報告書、いわゆる「アーミテージ・リポート」は、冷戦後に共通目標を失って漂流を始めた日米同盟の重要性を再確認し、再定義を促して注目された。その中心人物であったアーミテージ氏が、ふたたび日米同盟に関する報告書をまとめている。なぜいま、それが必要なのか。三月のリポート2公表を前に、危機も囁かれる日米関係についての現状認識を聞いた。中国を「ステークホルダー」に――前回の報告書で集団的自衛権の「解禁」を含め、憲法の制約についての再考を促された時、日本側には多少の違和感がありました。しかし振り返ると、報告書が提唱したことはこの五年で現実に近づきました。アーミテージ 私たちは何も日本に強制するつもりはない。報告書の表現を思い出してください。憲法九条の制約は米日同盟を進めるうえでの「阻害要因」であると我々は考える。しかし、あくまでこれは日本が判断することである、と。 うれしいことにリポートで提唱したことのほとんどは実現されました。残るは情報分野での協力です。――リポート2のポイントは?

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