「地下核施設防衛」協力でイラン・北朝鮮が悪の連帯

2006年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東 朝鮮半島

 イランの核開発をめぐって国際的緊張が増すなか、アフマディネジャード大統領が地下核施設防衛のため、北朝鮮の金正日総書記に協力を要請したとの情報が出てきた。国連外交筋によれば、大統領から金総書記あての親書が最近、ニューヨークのイラン国連代表部から北朝鮮代表部に渡されたという。 この親書でアフマディネジャードは、北朝鮮の核専門家や技術者の派遣を要請するとともに、イランのイスラム革命防衛隊の一部門「核管理センター」の要員を北朝鮮の軍事施設で訓練させてほしいと訴えた模様だ。 両国については、イラン中部のナタンツやイスファンにある核施設をイスラエルや米国の先制攻撃から守るため、昨年夏から北朝鮮の地下施設建設技術者を招いて地下トンネル網の掘削を進めているとの情報も伝えられている。今回の“ニューヨーク情報”は、イランが核施設防衛のため北朝鮮との協力を強化しようと企てている可能性を示すものといえる。 テヘランの外交筋の明かすところでは、イランのハメネイ最高指導者はイスラム革命防衛隊に対し、今年七月までに「核防衛インフラ」を完成させるよう命じているという。

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