外資の「私鉄買い」本番はこれから

2006年3月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 村上ファンドによる阪神電気鉄道の株買占めに続き、今度は阪急ホールディングス(HD)の筆頭株主に、投資会社であるプリヴェチューリッヒ企業再生グループが躍り出た。狙いは「阪急HDのグループ会社である東宝が持つ、多額の含み益を抱えた不動産にある」(大手投資銀幹部)とされる。 プリヴェはすでに京成電鉄の筆頭株主でもあり、その狙いは東京ディズニーリゾートを運営する京成の子会社、オリエンタルランドの支配。「ファンドは今後も、都心部などの簿価の低い一等地を抱えた鉄道株を狙う」(同前)といわれる。 たとえば小田急電鉄は東京・新宿にホテルのセンチュリーハイアット東京を持つほか、京王電鉄も同じ新宿に京王プラザホテルを抱える。含み益はそれぞれ「四百億円、三百億円程度ある」(大手証券アナリスト)とみられ、投資家には垂涎の的だ。

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