11月4日の2014年中間選挙の投票日まで8カ月足らずとなった。そんな中、民主党の中核的支持基盤である環境保護団体・活動家と労働組合が、賛否についてそれぞれ正反対の立場を示す難題がある。それが、キーストーンXL(KXL)パイプライン建設問題だ。カナダのアルバータ州からメキシコ湾岸のテキサス州の精製施設にまで、カナダ産オイルサンドから抽出されたタールオイルを日量最大83万バレル輸送する。全長約2,700km(1,700マイル)、総額54億ドル。オバマ政権は身動きが取り難い中で、非常に厳しい政治判断を迫られている。
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