韓国政府は最近の日朝の対話ムードに神経をとがらせている。韓国は1990年の金丸訪朝、2002年の小泉訪朝で「出し抜かれた」というトラウマを持っている。日韓関係がどんどん悪化する中で、日本が北朝鮮と急接近するのではないかという疑念が消えない。
日朝接近に神経とがらせる韓国
2013年5月に飯島勲内閣官房参与が突然、訪朝した際には韓国に通告がなかったと反発した。今回は横田夫妻の要望で実現した面会だけに表だった批判は避けているが「日本が隠れて何かやっている」という疑念を持っているのは確かだ。過去のトラウマが日朝間の動きを過大評価させている。日朝の基本的な立場の違いを見れば日朝関係がそれほど急激に進展するはずはないのだが、韓国政府は日朝首脳会談のようなハプニングがあるのではという疑念を隠さない。
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