マイクロソフト対グーグル「お茶の間の決戦」

2006年4月号

ブロードバンドに乗って家庭に届く音楽や映画を楽しむ時代。どんなサービスを打ち出せる企業が有利な地位を築くのか――。 米国勢を中心とするIT(情報技術)企業群が、家庭内で音楽や映画ソフトを高品質で楽しむホームエンターテインメント分野で激しく競り合っている。インターネットがすっかり日常的な存在となり、ネット時代に合致したビジネスモデルの構築は喫緊の課題。今日は勝者でも明日は敗者になりかねない。そんな激烈な地殻変動が起きつつある。「競合企業としてマイクロソフトに最もフォーカスしている」。グーグルが米カリフォルニア州マウンテンビューにある本社で開いたアナリスト向けの経営戦略説明会で、エリック・シュミットCEO(最高経営責任者)はアナリストたちに向かってそう語ったという。三月二日の出来事だ。 マイクロソフト対グーグル。前者は一九七五年の設立で、OS(基本ソフト)の「ウィンドウズ」によって“帝国”を築いたソフトウエア最大手。後者は九八年設立と新興ながら、驚異的な成長を見せるネット検索サービスの最大手。マイクロソフトはパソコン用OSで圧倒的なシェアを握るが、グーグルはパソコンを使う数多くの作業の一つに過ぎないネット検索の供給者。にもかかわらず、グーグルがマイクロソフトの宿敵と受け止められるのはなぜか。

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