マイクロソフト対グーグル「お茶の間の決戦」

執筆者: 2006年4月号
タグ: 日本

ブロードバンドに乗って家庭に届く音楽や映画を楽しむ時代。どんなサービスを打ち出せる企業が有利な地位を築くのか――。 米国勢を中心とするIT(情報技術)企業群が、家庭内で音楽や映画ソフトを高品質で楽しむホームエンターテインメント分野で激しく競り合っている。インターネットがすっかり日常的な存在となり、ネット時代に合致したビジネスモデルの構築は喫緊の課題。今日は勝者でも明日は敗者になりかねない。そんな激烈な地殻変動が起きつつある。「競合企業としてマイクロソフトに最もフォーカスしている」。グーグルが米カリフォルニア州マウンテンビューにある本社で開いたアナリスト向けの経営戦略説明会で、エリック・シュミットCEO(最高経営責任者)はアナリストたちに向かってそう語ったという。三月二日の出来事だ。

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