オランダを先日訪問した習近平国家主席が、オランダ国王との晩餐会で披露した中山服ファッションが話題になっている。
訪日の際、江沢民が宮中晩餐会に中山服で参加するというケースはあったが、基本的には海外訪問ではスーツにネクタイという欧米スタイルだった胡錦濤や江沢民の時代にはない「破例(前例を破る)」だったからだ。中国の「都市報」と呼ばれるタブロイド新聞はこぞって1面トップで習近平の写真を載せ、「習近平は中山服で外交を推進する」とはやし立てた=写真。
中山服は、孫中山という別名があった孫文が中華民国の建国の時に、中国の伝統的王朝の文化からの決別の意味を込めて、簡素かつ動きやすいという観点から導入したものだ。孫文が日本滞在中に見た男子学生服や陸軍軍服が原型という説もある。基本的に、欧米の軍服などを参考にしたとも言われるが、確かに日本の学生服にもどこか似ている。
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