“転向”などしていない? 奇美が台湾にも巨額投資

2006年4月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: 中国・台湾

 台湾の液晶パネル大手奇美電子が、中国の浙江省寧波にパネルを手作業でモジュール(複合部品)に組み立てる後工程工場をつくることを決めた。二月上旬のアナリスト説明会では、何昭陽総経理ら首脳が二〇〇七年上半期までに二億七千万ドル(約三百二十億円)を投じる生産計画を丁寧に説明した。 奇美電子は台湾独立支持派の経営者として知られる許文龍氏が創業した石油化学大手奇美実業のグループ企業。友達光電と並び、薄型テレビの普及で急成長する台湾液晶パネルの雄だ。しかし、製造コストの安い中国に後工程の工場がない奇美は、友達と「一年間で四十五億台湾ドル(約百六十億円)の(利益の)差がつく」(許氏)弱点を抱えていた。

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