【月】「薬価統制」の闇、記事・専門家3本

執筆者:フォーサイト編集部 2014年4月14日

先週の金曜日午後、ハーバード大の内科医・大西睦子さんの緊急寄稿「小保方会見『8つの疑問』――米国の科学者が知りたかったこと」をアップロードしました。先週9日に行われた小保方晴子氏の2時間半に及んだ初の記者会見。日本だけではなく、米国でも注目されていましたが、米国の科学者たちは会見内容に大いに失望しています。無料公開中です。

また、土曜日には、藤沢数希さんの好評連載「結婚と離婚の経済学」第30回「小保方晴子氏の『実験データ捏造』と『親子DNA鑑定」』の意外な共通点」もアップロード。小保方氏の実験に使われた技術と、離婚と結婚に関連するバイオテクノロジーは一致している。微小なDNAサンプルから、PCR法という技術を使って、遺伝子の特定部位を数10億倍に増幅でき、犯罪捜査では髪の毛1本でもDNA鑑定ができます。

そして、本日の更新記事は、フォーサイト初登場の東大医科研・上昌広特任教授による科学レポート「『原発利権』そっくりの『薬価統制』の闇」です。研究不正ばかりではなく、医療業界で製薬メーカーの不祥事が相次いでいる。その根源には、我が国が先進国では稀な「政府による薬価統制」であること。そのツケは国民に負わされています。こちらも無料公開中です。

「専門家の部屋」では、「アメリカ」に「米国から見た朝鮮半島情勢(上)『金正恩体制』をどう見るか」(武内宏樹さん)を無料公開。ブッシュ政権で朝鮮半島情勢のアドバイザーを務めたビクター・チャ氏は、金正恩体制は不安定で、経済対策は存在していないと見ています。

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