ベネズエラのウラン極秘開発 提供先は問題のイランか

2006年5月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中南米 中東

 ベネズエラのチャベス大統領がイランに対し、核開発用ウランの提供を計画している。 ハダドアデル・イラン国会議長が今年二月ベネズエラを訪問した際、総額二億ドルの「共同開発基金」設立などを定めた取り決めに調印したが、首都カラカスの外交筋によれば、この取り決めには公表されていないいくつもの秘密条項があり、その中にベネズエラでのウラン鉱の共同開発・生産とイランへのウラン提供が盛り込まれている。 ブラジルとの国境沿いにあるベネズエラのジャングル地帯には有望なウラン鉱脈があるとされ、チャベス大統領は昨年来たびたび同地域を視察している。 米国務省の中南米担当官らは、この国境地域で活動していた米国のプロテスタント系NGO(非政府組織)のグループが最近、チャベス大統領の命令によって追放されたことに注目、ウラン鉱開発を秘密裏に進めようとするベネズエラの意図がうかがえると述べている。 同担当官らによれば、チャベスはイランのほか、アルゼンチンやブラジルとの間でもウラン鉱開発について秘密協議を行なっているという。

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