ようやく「家計革命」が始まった

執筆者:喜文康隆 2006年5月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

「社会を、投資家階級、企業家階級、労働者階級の三者に分類するのが便利であろう。これらの階級は重複し、同じ個人が給与を得、商取引をし、投資をすることもありうる」(ケインズ『貨幣改革論』一九二三年刊)     * 二〇〇六年三月は日本の経済・金融にとって、エポック・メイキングな一カ月だった。 日本銀行は九日の政策委員会・金融政策決定会合で二〇〇一年三月から五年にわたって続いた金融の量的緩和政策に終止符を打った。 やはり日銀が二十四日に発表した資金循環統計では、二〇〇五年十二月の家計の金融資産残高は前年比七十五兆円増えて、初めて千五百兆円に乗せた。

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