燃料技術こそが日本にエネルギー安保をもたらす――「エンジニアリング」の強さとは何か 4

執筆者:船木春仁 2006年5月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 春休みの入場者でにぎわう大阪・ユニバーサルスタジオジャパン。そこから一キロほど離れた大阪ガス旧酉島製造所の構内で、この四月から一つのパイロットプラント(実験装置)が稼働を始めた。プラントは縦横一〇メートル四方、高さは一五メートルと驚くほど小さい。しかし、これは、プロモーションビデオのナレーションによれば「日本企業がエネルギー・メジャーになることを可能にするプラント」。関係者たちも、「これでオイルメジャーに一泡吹かせられる」と胸を躍らせる。 このプラントは、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の委託を受けてエンジニアリング最大手の日揮と大阪ガスが共同開発した「GTL(ガス・ツー・リキッド)プラント」だ。

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