中国海軍の王守業副司令官(中将)に、執行猶予付きの死刑判決が下されたという。中国筋が明かしたところによれば、軍総政治部軍事法院は、四月半ば、王中将の「公金横領・収賄額は一億五千万元(約二十一億円)以上に達する」うえ、「生活作風の問題(不適切な男女関係)は極めて深刻である。指導的幹部はおろか党内にとどまることすら許されない」と断罪した。横領・収賄は、王中将が海軍に転任前、全軍の不動産管理を統括する総後勤部基建営房部長・総後勤部副部長を務めていた一九九七―二〇〇一年の間だけで前記の額に及んだという。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン