中国海軍副司令官に「死刑」罪状は「生活作風の問題」

執筆者: 2006年6月号
タグ: 中国
エリア: アジア

 中国海軍の王守業副司令官(中将)に、執行猶予付きの死刑判決が下されたという。中国筋が明かしたところによれば、軍総政治部軍事法院は、四月半ば、王中将の「公金横領・収賄額は一億五千万元(約二十一億円)以上に達する」うえ、「生活作風の問題(不適切な男女関係)は極めて深刻である。指導的幹部はおろか党内にとどまることすら許されない」と断罪した。横領・収賄は、王中将が海軍に転任前、全軍の不動産管理を統括する総後勤部基建営房部長・総後勤部副部長を務めていた一九九七―二〇〇一年の間だけで前記の額に及んだという。

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