JALやスカイマークで頻発する、目を覆うほどの整備ミス。それでもよそ任せの整備は増え、さらに二〇〇七年問題が待つ――。 四月十一日、航空安全問題で集中審議を行なった衆議院国土交通委員会では、日本航空とスカイマークエアラインズ社のトップに対し、異例の厳しい追及がなされた。 新町敏行・日航グループCEO(最高経営責任者)兼社長は「速やかに舞台を明け渡すべき」と、経営トップの座を辞するよう求められ、西久保愼一・スカイマーク会長兼社長も「監督官庁である国土交通省から全く信用されていない」と指摘されたのである。実際、両社とも、指弾されても当然と言えるほど、トラブルを続けざまに起こしてきていた。
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