滑り出しはよいインド「モディ外交」の課題

執筆者:緒方麻也 2014年6月14日
エリア: 中東 北米 アジア

 暑い――。「5-6月のインドは暑い」というのはもはや定説なのだが、このところの熱波は尋常ではない。デリー・インディラ・ガンディー国際空港に降り立った日の最高気温は46度。湿度が10%程度と乾燥しているので何とか耐えられるが、それでもかなりの酷暑だ。しかも、北京よりも空気が汚いといわれるデリーで、時折砂塵交じりの風が吹き荒れるのだから、健康にいいわけがない。ホテルのバーや町中のカフェにいても、結構頻繁に停電する。さすがのデリー市民も音を上げ、一刻も早いモンスーン(季節風によって降雨をもたらす雨雲)到来を待ちわびている状況だ。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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