日本の資本主義を後戻りさせた村上世彰の皮肉

執筆者:八重山洋 2006年7月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

もともと改革者ではなかったのか。それとも大儲けが村上を変えたのか。驕りが理念を吹き飛ばし、“偶像”は失墜した。 締め切りに追われながら、ふと“彼”と交わした昔のやり取りを思い出していた。「株式取引を大衆化させた堀江(貴文・ライブドア前社長)は勲章モノだね」 一年前、ニッポン放送株をめぐるフジテレビとの買収合戦で、ライブドアが勝利した時のこと。筆者が「お茶の間にM&A(企業の合併・買収)やクラウン・ジュエル(買収対象の企業の最も魅力的な部門)といった経済用語が普及した」と水を向けると、“彼”は口から泡を飛ばしてまくし立てた。「本当にこの国のために良かった。快挙だよ」。

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