BRICs株価下落でもリスクをとり続ける日本人

2006年7月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

「カネ余りを背景にした過剰流動性相場の終焉」――。日米欧の利上げ観測をきっかけに、五月中旬に世界を襲った同時株安。なかでも欧米リスクマネーの大量流入が株価を大きく押し上げてきた新興市場国への影響は甚大で、インドやロシアなどBRICs諸国の株価は五月上旬の直近高値から一割超も急落した。 打撃を受けたのは日本の個人投資家も同じだ。昨年から設定が相次ぐBRICs関連の投資信託の残高は二兆円前後にまで急増していたと見られ、特に最近運用を開始した投信は大幅な元本割れとなった。例えば、中国やインドなどBRICs諸国を中心に投資するモルガン・スタンレーの「世界新興国株ファンド」は、四月の設定時と比較しての下落率が約一五%にも達した。

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