「降雨不足」「原油高」「ルピー安」――モディ新政権に早くも不安材料

 絶大な人気と支持を背景にまずまず順調なスタートを切ったインドのモディ新政権の行く手に、早くもさまざまな不安材料が浮上してきた。最も心配なのは、農業生産に大きな影響を与えるモンスーン(雨季の降雨)の不順だ。6月の降雨量は26日時点で平年比マイナス41%と、10年ぶりの低水準となっている。この結果、コメやトウモロコシ、綿花や、落花生や菜種などを中心とする油糧種子の大部分を占める雨季作(カリフ作)の作付面積は、約1315万ヘクタールと、前年同期比34.5%のマイナスとなっている。

 

各地で作付けに遅れ

 例年6-9月に雨季を迎えるインドの農業においては、主に6月中にまとまった雨が降って田畑が十分に潤ってから種まきをするやり方が定着している。インド全土での灌漑普及率が40%程度しかないため、このようにお天気頼みにならざるを得ないのだが、この時期に雨が少ないと作付けが遅れて収穫量に大きな影響が出る。今年度の場合、地域別の降雨量はインド中部が最も深刻で、53.8ミリと平年の42%。北西部では同51%という状況だ。

 農業食糧省によると、6月27日時点での作物別の作付面積は、コメが平年の61%、綿花が同81%、油糧種子が同68%と、いずれも平年を大きく下回っている。

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