自分たちは気になる?テポドン燃料の「毒性」

2006年8月号
カテゴリ: 国際
エリア: 朝鮮半島

 北朝鮮の弾道ミサイル・テポドン2号の発射をめぐり、ワシントンなどの軍事専門家の間で注目されているのが、推進剤として使われる非対称ジメチルヒドラジン(UDMH)だ。 ミサイルの液体燃料には液体水素、ヒドラジン、ケロシンなどがあるが、テポドン2号の場合、UDMHを使っているとみられる。点火しやすい半面、発癌性を持つなど毒性が強く、安全性に問題があるとされる。 旧ソ連時代からロシアがロケット打ち上げに使用する、中央アジア・カザフスタンのバイコヌール宇宙基地周辺の住民にホルモン異常などの症状が出たのも、ロケットからヒドラジン系の推進剤が飛散したためとみられている。中国の長征ロケットもこの燃料を使用していた。ある軍事専門家は「イランからの支援を得て、北朝鮮はこの燃料の有毒性を薄めようとしている」とみている。

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