7月17日夕、ウクライナ東部上空でアムステルダム発クアラルンプール行きのマレーシア航空機(MH17便)が撃墜され、乗客乗員合わせて298人が犠牲になった。「誰」によって、なんの目的で撃墜されたのか。事件の根底にウクライナ問題に絡んだアメリカ、ロシアなどの超大国間の錯綜する利害が認められるだけに、事件発生直後の記者会見の席でマレーシアのナジブ首相が沈痛な面持ちで「罪を犯した者は裁きを受けなければならない」と強く訴えはしたものの、被害国ながら、マレーシアが自らの判断で真相究明に取り組むことは困難であろう。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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