ゲイツ「巨大財団」が富の配分を変える

執筆者:喜文康隆 2006年8月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

「すでに必要以上に富裕になっている人たちが、裕福さを表示するという以外にほとんど、あるいはまったく快楽を生むことがないもろもろの物を消費する資力を倍加するということが……なにゆえ喜ぶべき事柄であるのか、私には理解できないのである」(ジョン・スチュアート・ミル『経済学原理』)     * 記者会見のホームページの動画で、ビル・ゲイツが特徴のある裏返った声で「transition, transition」と繰り返している。「本当にそうだな」と思った。ゲイツはマイクロソフトの移行期について語っている。しかし、資本主義という世界システム自体、本当にtransitionのさなかにある。

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