メキシコ大統領選「勝敗の分れ目」は“チャベスの幻影”

執筆者:庭田学 2006年8月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中南米

[メキシコシティー発]七月二日に実施されたメキシコ大統領選挙は大接戦となった。中道右派と中道左派の争いの末、中道右派で与党・国民行動党(PAN)のフェリペ・カルデロン元エネルギー相(四三)がなんとか勝利を収めた。得票率の差はわずか〇・五八ポイント。敗れた中道左派の革命民主党(PRD)、アンドレス・ロペス・オブラドール前メキシコ市長は、結果を不満として選挙裁判所に提訴するが、左派候補がメキシコ史上初めて政権の座に手が届くところまで躍進したこと自体が、ラテンアメリカのいわゆる「左傾化」を示している。

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