インドネシアの大統領選挙は、国民目線に立ちオープンな政治を進めるという新しい政治指導者像を提示したジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)と、強い指導力で国民を先導する伝統的な政治指導者像を提示したプラボウォ・スビアントという対照的な2組の候補者が、最後まで激しい争いを展開した。7月9日に行われた投票では、ジョコウィが6.3%の得票差でプラボウォを破り当選を決めた。庶民出身の候補が元軍人のエリート候補を破って、インドネシアの第7代大統領に就任することになったのである。
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