「将来は韓国に加えて、潜在需要が巨大なインドも市場参入の有力候補となる。だが目下、アジアで最も重要なマーケットは成長の牽引車となる日本と中国だ」。世界最大の家具小売チェーンであるスウェーデンのイケアグループのアンダッシュ・ダルヴィッグ社長兼CEO(最高経営責任者)はこう公言する。 今年四月には千葉県船橋市に店舗面積四万平方メートルの日本一号店を開店したほか、中国・北京に同社として世界二番目に大きい店舗面積十一万平方メートルの中国三号店を開業。九月には横浜市、二〇〇八年春には神戸市に出店し、今後五年から七年の間に首都圏と関西圏にそれぞれ四―六店を開設する計画。中国では二〇一〇年までに十店体制を確立する方針だ。
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