ウクライナ危機:国際秩序「維持派」と「修正派」の対立
9月5日、ベラルーシの首都ミンスクで、ウクライナ政府と親ロシア派武装集団は停戦で合意した。停戦文書は、親ロシア派とロシア政府、ウクライナ政府、それにOSCE(ヨーロッパ安全保障協力機構)の代表らが出席した協議で署名された。その内容は12項目に及び、3日にプーチン露大統領が提案した行動計画を受け入れたものだった。停戦・兵器の撤収、OSCEによる停戦監視、拘束された兵士や戦闘員の交換、ウクライナ東部への人道支援、ドネツク・ルガンスク両州の一定地域での自治に関する法律制定(特別の地位)と脱中央集権化、同法による前倒しの地方選挙実施、両州で起きた事件の関係者の訴追・処罰をしないことなどである。
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