11月4日に投票が行われる米国の中間選挙まで約1カ月半となった。投票日の約1カ月半前の9月中旬、あるいは、約1カ月前の10月になると有権者の投票行動の傾向が浮かび上がり、目前に控えた選挙がどのようなものになるかその輪郭を徐々に現し始めるようになる。とりわけ、有権者の現状に対する強い不満を背景として、与野党の議席が大幅に変化する選挙となることがあるが、そうした選挙について「津波」に譬えて“tsunami-election”、あるいは、“wave-election ”という表現が米国の政治用語では使われている。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン