米中間選挙は共和党圧勝の「津波選挙」となるか

執筆者:足立正彦 2014年9月18日
エリア: 北米

 11月4日に投票が行われる米国の中間選挙まで約1カ月半となった。投票日の約1カ月半前の9月中旬、あるいは、約1カ月前の10月になると有権者の投票行動の傾向が浮かび上がり、目前に控えた選挙がどのようなものになるかその輪郭を徐々に現し始めるようになる。とりわけ、有権者の現状に対する強い不満を背景として、与野党の議席が大幅に変化する選挙となることがあるが、そうした選挙について「津波」に譬えて“tsunami-election”、あるいは、“wave-election ”という表現が米国の政治用語では使われている。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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