電池発火以外にも不安要素 ソニーの「V字回復」に黄信号

2006年10月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 ソニー製リチウムイオン電池の発火事故が相次ぎ、巨額の回収費用が見込まれているが、同社の悩みの種は尽きない。「V字回復」を象徴した液晶テレビも「サッカーW杯需要の見込み違い」(ソニー幹部)から流通在庫を多く抱え「一部モデルはプラズマより安い」(大手量販店幹部)。「在庫処分の投売りで、採算は悪化しているのでは」(大手証券アナリスト)と見る向きは多い。最も懸念されるのは、デジタルカメラの中核部品であるCCD(電荷結合素子)に不具合が発生したり、最大の戦略商品であるゲーム機「PS3」が搭載するBDの規格策定の遅れや部品の量産遅れなどの問題で発売延期を繰り返すなど、生産現場が揺らいでいることだ。

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