感染症といかに戦うか:グローバルファンド日本委員会

平野克己
執筆者:平野克己 2014年10月20日
エリア: アフリカ

 グローバルファンド日本委員会の会合に行ってきた。グローバルファンドとは、2000年の九州・沖縄G8サミットで感染症対策が話し合われたことを契機に、2002年に創設された世界エイズ・結核・マラリア対策基金のことである。マーク・ダイブル事務局長と國井修戦略投資効果局長が来日したので今回の委員会開催となった。

 グローバルファンドの活動を支える国内組織がこの日本委員会だ。同種の委員会は世界に6つあるのだが、国単位のものは日本とアメリカにしかなく、あとは地域単位のものである。自民党の逢沢一郎衆議院議員と民主党の古川元久衆議院議員が共同議長を務めている。アドバイザリーボードには官界、学界、企業、労働組合、NGOから19人の委員がいて、事務局は日本国際交流センター(JCIE)が担っている。JCIEの創設者である故山本正氏がこの問題に熱心に取り組んでいたからで、こういうところはさすがJCIEだ。

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執筆者プロフィール
平野克己 1956年生れ。早稲田大学政治経済学部卒、同大学院経済研究科修了。スーダンで地域研究を開始し、外務省専門調査員(在ジンバブエ大使館)、笹川平和財団プログラムオフィサーを経てアジア経済研究所に入所。在ヨハネスブルク海外調査員(ウィットウォータースランド大学客員研究員)、JETRO(日本貿易振興機構)ヨハネスブルクセンター所長、地域研究センター長などを経て、2015年から理事。『経済大陸アフリカ:資源、食糧問題から開発政策まで』 (中公新書)のほか、『アフリカ問題――開発と援助の世界史』(日本評論社)、『南アフリカの衝撃』(日本経済新聞出版社)など著書多数。2011年、同志社大学より博士号(グローバル社会研究)。
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