またも入れ替わった北朝鮮「幹部序列」:金正恩の「分割統治」進む

平井久志
執筆者:平井久志 2014年11月5日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 朝鮮半島

 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は10月14日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が完成したばかりの「衛星科学者住宅地区」を現地指導したと報じた。金正恩第1書記の公開活動は北朝鮮メディアが9月4日に李雪主(リ・ソルジュ)夫人とともに万寿台芸術劇場で牡丹峰楽団の新作コンサートを鑑賞したと報じて以来、40日ぶりであった。金正恩第1書記の40日間の「空白期間」中、韓国では健康悪化説や権力内の異常説まで流れたが、いったん健在を示した。しかし、公開された金正恩氏の姿は杖をついて現地指導するもので、足首などに疾患があることが確認された。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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