「メーク・イン・インディア(インドでものづくりを)」など、庶民にも分かりやすいスローガンを相次ぎ掲げて経済改革に取り組んでいるインド政府は10月、今度は「スワッチ・バーラト(クリーン・インディア)」と題したキャンペーンを新たにスタートさせた。読んで字のごとく「インドをキレイにしましょう」というわけで、モディ首相ら主要閣僚らが自らホウキを握り、スポーツ選手や映画スターなどのセレブとともに道路を掃き清めるパフォーマンスを繰り広げた。だが、インドの衛生環境を取り巻く問題は極めて複雑かつ深刻であり、のんきにホウキで地面を掃いているだけでは決して解決しない難題なのである。
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