「裏金」を拒否したばかりに 台湾・陳総統の苦境

2006年12月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中国・台湾

 台湾の陳水扁総統の呉淑珍夫人が十一月初め、横領容疑で起訴されたが、起訴状や釈明から、陳総統が二人の人物への対処を誤った様子が浮かび上がった。 一人はほかならぬ呉夫人。今回の起訴は、公務と関係ない領収書を集めて総統府機密費を詐取したという手口が問われたものだが、百三十二万台湾ドル(四百七十万円)の指輪など数々の贅沢品の購入も明るみに出た。 貧農の出である陳総統は良家出身の呉夫人を反対を押し切り娶ったうえ、政治テロとされる事故から守りきれず下半身不随にさせた負い目がある。「かなりの恐妻家」(総統府元顧問)である陳総統は、夫人の奢侈な生活を止められなかったようだ。

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