ビクターの売却先に船井電機が急浮上か

2006年12月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 経営不振が続く日本ビクター。親会社は松下電器産業だが、前社長で松下のV字回復を成し遂げた中村邦夫会長も日本ビクターの始末には「最後までうまくいかなかったと言っていた」(松下幹部)。今なおその再建には手こずっている。 松下は中村社長時代から、水面下で投資ファンドへの売却などを模索してきたが「売却金額などで折り合いがつかず、失敗が続いてきた」(大手投資銀行幹部)。実は「中村氏はものづくりを知らない投資ファンドを嫌っている」(同)とされ、「どうせ売却するならメーカーに売りたい」(松下幹部)との意向がある。 そこで浮上したのが船井電機。米ウォルマートなどに向けDVDレコーダーなどAV機器を割安な価格でOEM(相手先ブランドによる生産)供給し、のし上がってきた。最近では自社ブランドでの液晶テレビの生産もはじめた。「日本ビクターは海外ではブランド力が高い。船井としても出遅れた薄型テレビの品揃えを拡充するためにもビクターはいい相手」(大手証券アナリスト)との指摘もある。

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