株式先物「日経225ミニ」の人気と陥穽

2006年12月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

「大阪証券取引所の久々のヒット商品」という声も上がっている。大証が七月十八日から始めた先物取引「日経225ミニ」。開設三カ月で個人投資家が取引高の半分を占める人気ぶりで、大証の米田道生社長が「これほど短期間に急成長するとは思わなかった」と驚いたほどである。 お気付きの人も多いだろうが、昨今の株式市場では「先物主導で株価下落」「先物につられて株価上昇」などと報じられることが多いように、先物相場が株価を先導している。この先物とは大証が一九八八年に導入した「日経225」だ。バブル崩壊後には、ゴールドマン・サックス証券やリーマン・ブラザーズなど、外国証券が先物を売る一方、現物株を買い、その後に現物株を投売りして株価を急落させ、つられて下がった先物を買い戻して大儲けする裁定取引が活発化。外資が株価を操作していると騒ぎにもなった。

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