ロシアスパイの親玉二人が来日 招いたのは安倍首相?

執筆者: 2007年1月号
エリア: ヨーロッパ アジア

 ロシアの防諜機関、連邦保安局(FSB)のパトルシェフ長官が十一月末から数日間来日したが、実はそれに先立ち対外情報局(SVR)のレベジェフ長官も九月に秘密訪日しており、ロシアの「暴力装置」の対日アプローチが活発化している。 パトルシェフ長官は「サンクト派」で、一九九九年にプーチン前長官の後継に就任。レベジェフ長官もプーチン政権発足直後に任命され、いずれも大統領と太いパイプを持つ。二人とも毎週土曜日に行なわれる大統領と安保関係閣僚の会議に出席しており、相次ぐ訪日は大統領が指示した可能性がある。 一方、北朝鮮の軍・情報機関とパイプを持つロシア情報機関との情報交換を望む日本側は、両長官に核・拉致問題での情報協力を求めたもようだ。

カテゴリ: 政治
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