世界の鉱物を支配する「資源メジャー」の台頭

執筆者:五十嵐卓 2007年1月号

増大する一方の資源需要を背景に、鉱物資源業界では激しい買収合戦が続く。寡占化の先にあるものは……「まるでオセロゲーム」。大手商社の非鉄金属担当者は二〇〇六年の世界の鉱物資源業界を振り返ってこう語る。食うか、食われるかのめまぐるしいM&A(合併・買収)合戦が展開されたからだ。 六月、米最大の銅鉱山会社、フェルプス・ドッジが、カナダの鉱山大手、インコとファルコンブリッジの二社を同時に総額四百億ドル(約四兆六千億円)で買収すると発表した。インコはニッケルでは世界第二位の生産量を誇るほか銅、コバルトなどにも強く、カナダ国内とインドネシアに大鉱山を保有する。ファルコンブリッジは銅、ニッケル、アルミニウムが中心で北米、南米、豪州などに幅広く開発を展開している。

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