どこで見た光景だろうか。フランスの連続テロの周囲に漂う「デジャビュ」(既視感)が気にかかる。
その1つを確かめようと、ちょうど訪ねたパリで、中心部の共和国広場に行ってみた。テロ後初の日曜日となった1月11日、100万人以上の市民が「言論の自由を守れ」と訴えて行進した場所だ。
広場の中心には、フランス共和国を象徴する女性像「マリアンヌ」の記念碑がそびえ立つ。その周囲を、市民が持ち寄ったペンや鉛筆が今も取り囲む。同時に捧げられた花束と、記念碑のあちこちに落書きされた連帯の合言葉「私はシャルリー」――。
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