「ロシア経済」と「アフリカ経済」の相似点

平野克己

 1月20日、国際通貨基金(IMF)の経済予測が発表された。2015年の世界経済成長率予測を3.8%から3.5%に下方修正、なかでもロシアはプラス0.5%からマイナス3%へと大幅に引き下げられた。石油価格の急落とウクライナ情勢がその理由だ。

 その前日、19日には欧州復興開発銀行(EBRD)が予測値を発表したが、こちらは2015年のロシアの経済成長率をマイナス4.8%、旧ソ連地域についてはマイナス0.3%としている。昨年9月の予測値に比べそれぞれ4.6ポイント、2ポイントもの下方修正である。EBRDはこの地域を専門とする金融機関だが、いまのところこれがもっとも悲観的な予測数値だ。

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執筆者プロフィール
平野克己 1956年生れ。早稲田大学政治経済学部卒、同大学院経済研究科修了。スーダンで地域研究を開始し、外務省専門調査員(在ジンバブエ大使館)、笹川平和財団プログラムオフィサーを経てアジア経済研究所に入所。在ヨハネスブルク海外調査員(ウィットウォータースランド大学客員研究員)、JETRO(日本貿易振興機構)ヨハネスブルクセンター所長、地域研究センター長などを経て、2015年から理事。『経済大陸アフリカ:資源、食糧問題から開発政策まで』 (中公新書)のほか、『アフリカ問題――開発と援助の世界史』(日本評論社)、『南アフリカの衝撃』(日本経済新聞出版社)など著書多数。2011年、同志社大学より博士号(グローバル社会研究)。
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