旧反政府組織である共産党毛沢東主義派(マオイスト)の武装解除を監視する国連ネパール支援団に、自衛官を派遣することを日本政府が検討しているネパールで、イスラム過激派が勢力を伸ばしている。 ネパールでは一月十五日に、すべての政治的権限を国王から剥奪し首相に与える暫定憲法が発布され、マオイストを含む暫定議会が成立した。こうした中、少数派のイスラム過激主義者が自治権とイスラム法の施行を求めて動き出した。率先するのは、マドラサ・イスラム協会代表のマウラナ・アブドゥル・ジャバール・マンジャリで、暫定政権にイスラム少数派の声が反映されていないと批判する。
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