大証が先陣を切る「金価格連動型ETF」の皮算用

2007年4月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

 竹中平蔵前総務相は、金融・財政担当相時代に「絶対儲かる」とETF(株価指数連動型の上場投資信託)を推奨したが、これも儲かる商品なのだろうか。東京証券取引所と大阪証券取引所が「金価格連動型投信」の導入を検討している。 ETFは東証が十一銘柄、大証が三銘柄を上場しているが、すべて日経225やTOPIXという株価指数に連動する投資信託。だが、これからは、株価指数だけでなく、金相場や原油相場、あるいは、中国の上海株価指数やインドの株価指数に連動するETFを組成し、株式市場に上場しようというのである。 東証より一足早く、この四月にも始めるのは大証だ。「ひところに比べると株価が上昇したこともあって、ETFの純資産は一兆円を超えるものになっています。しかし、それでもアメリカと比べると、まだまだ小粒。アメリカでは四兆円、五兆円の純資産を持つETFがゴロゴロしています。ETFの種類も豊富。ニューヨーク・ダウやSP500といった株価指数連動型だけではなく、金や銀、原油相場に連動するETFもあれば、ロシアや中国、インド、ブラジル、さらに東欧やトルコの株価指数連動型ETFもあり、なんと百四十五銘柄もある。大証も株価指数連動型だけでなく、もう少し選択肢を広げたい」(市場企画本部)。

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