金正恩体制「安定せず」(下)「場当たり人事」はいつまで続く

平井久志
執筆者:平井久志 2015年3月13日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 朝鮮半島

 党政治局の構成は?

 北朝鮮は人事を決定した昨年4月の最高人民会議前日の政治局会議も、今回の政治局拡大会議も具体的内容を明らかにしなかったために、党政治局の構成が不明だ。

 昨年12月17日の金正日総書記死亡3周年の中央追悼大会の時点での政治序列は以下のようなものだった。

① 金正恩第1書記、②金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、③崔龍海党書記、④朴奉珠首相、⑤黄炳瑞軍総政治局長、⑥金己男(キム・ギナム)党書記、⑦崔泰福(チェ・テボク)党書記、⑧玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長、⑨李永吉(リ・ヨンギル)総参謀長、⑩朴道春(パク・ドチュン)党書記、⑪楊亨燮(ヤン・ヒョンソプ)最高人民会議常任委員会副委員長、⑫崔永林(チェ・ヨンリム)前首相、⑬姜錫柱(カン・ソクチュ)党書記、⑭李勇武(リ・ヨンム)国防委副委員長、⑮呉克烈(オ・グクリョル)国防委副委員長、⑯玄哲海(ヒョン・チョレ)前人民武力部第1副部長、⑰金元弘(キム・ウォンホン)国家安全保衛部長、⑱金養建(キム・ヤンゴン)党統一戦線部長、⑲金平海(キム・ピョンヘ)党書記、⑳郭範基(クァク・ボンギ)党書記、㉑呉秀容(オ・スヨン)党書記、㉒崔富一(チェ・ブイル)人民保安部長、㉓盧斗哲(ロ・ドゥチョル)副首相兼国家計画委員長、㉔趙然俊(チョ・ヨンジュン)党組織指導部第1副部長、㉕太宗秀(テ・ジョンス)党政治局員候補、㉖金永大(キム・ヨンデ)朝鮮社会民主党委員長

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執筆者プロフィール
平井久志
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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